札幌市の健康課題について栄養講話をいただきました

ラルズは札幌市が産学官で連携し進めている、ウェルネス推進の取り組みに参画しています。札幌市ではまちづくりの重要な考え方の一つとして「ウェルネス※」を掲げています。その中でも、健康寿命延伸に大きく関わるのが、食生活のあり方です。今回は、毎日の献立について売場でお客様と直接お話する機会の多いクッキングアドバイザーに改めて、札幌市保健福祉局ウェルネス推進部のウェルネス推進課食育・健康管理担当係長 佐々木様から、札幌市民が抱えている健康課題を教えていただきました。

札幌市民の食生活の特徴は、大まかに言うと「野菜不足ぎみ」「食塩とりすぎの傾向」「朝食を食べない人が多くいます」ということです。例えば1日に必要な野菜の摂取量は350gですが、ほとんどの年代で全く目標に足りていません。これは目安として小鉢5つ分にあたり、意識して、毎回の食事にうまく取り入れていく工夫が大事になってきます。

佐々木係長からは「しっかり朝食をとる」「薄味を心掛ける」「主食・主菜・副菜の3拍子を大事にする」「地元の産物や旬の食材をつかう」「ロスのないエコクッキングを習慣にする」など、札幌市の食生活指針を教えていただき、「食文化の担い手としても皆さんの役割に期待しています」とあたたかい言葉をいただきました。

私たちの仕事は、食を通じて地域の健康寿命を延ばすことにも関わっています。クッキングアドバイザーからは「少しの気遣いで改善できることがたくさんあると感じました」「簡単にできる野菜の常備菜を考えてみたい」「朝食の大切さ、お客様にお声がけしてみたい」「(お料理を通して)伝えてゆきたい食文化」と学びの声がありました。

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■ラルズは、札幌市のウェルネス推進に参画しています

ラルズはアークスと共に札幌市ウェルネス推進会議に参加し、H-ARTs「無料で健康チェック!」などの他、食育サポート企業としても、店舗で食育や健康に関する啓発活動を行っています。

※札幌市の「ウェルネス」とは

誰もが幸せを感じながら生活し生涯現役として活躍できること。身体的・精神的・社会的に健康であること。キーワードは、「タベル」「ウゴク」「ハカル」「トトノエル」です。

 

※「札幌市民の栄養と食生活」

https://www.city.sapporo.jp/kenko/wellness/syokuiku/chousa/documents/r4chousa_gaiyouban.pdf

※「札幌市食生活指針」

https://www.city.sapporo.jp/kenko/wellness/syokuiku/keikaku/documents/shishin.pdf